タッピングは見た目が派手だし、かっこいい速弾きができるからか、よく教えて欲しいと言われます。
第4回はタッピング奏法について書いてます。(昔はライトハンド奏法と言いました)
タッピングも左手が大事
一見派手で難しそうに見えるタッピングですが、右手のタップ自体はそれ程難しい事ではないです。
結局は左手の基礎がしっかり出来ているかどうかにかかってます。
ですので、タッピングやテクニカルなフレーズが弾けるようになりたいなら、左手のレガートフレーズを練習する事をおすすめします。
レガートとはハンマリングやプリングなどで滑らかに弾くテクニックです。
詳しくはこちらの記事
複雑なタッピングはそのあとからやり始めた方が、挫折しないで済むと思います。
タッピング以外の難しいテクニックだって、基本練習をしっかりやっていれば、ゆっくり弾けるはずです。
ゆっくり弾けたのなら、あとはじっくりメトロノームでスピードをあげるのみです。
練習の順序をしっかり守れば誰でも難しいテクニックが弾けます。
やると覚悟を決めてやるのみです。(^-^)
タッピングの例 ヴァンヘイレン「イラプション」
タッピングフレーズを実際に弾いてみました。
世間にタッピングを知らしめたロック界の神曲、ヴァンヘイレンの「Eruption」の終盤のタッピングフレーズです。
右手自体はとてもシンプルです。
ただ、このスピードで弾くのはある程度経験がある人でないと難しいでしょう。
コツコツと練習を積み重ねていけば必ず弾けるようになります。
要はあきらめないことです。
タッピングすると音が出ない症状の改善方法
タッピング時に
- 音が小さい
- 音が出ない
と悩んでる人は右手の指先が固くなるまで繰り返してください。
指先が固くないうちはどうしてもタッピング時の音量が小さくなります。
指先を固くするのに必要な期間の目安は、1日5分のタッピングを1週間です。
指先が固まってないうちから30分とか1時間練習するのは痛くてつらいと思います。
ですので指先が固くするために毎日5分だけ右手で叩く練習をおすすめします。
あとは基本的な所だと、以下の事を心がけてください。
- フレットの端を叩く
- 勢いよくタップする
- 右手の爪を短くする
フレットの端は右側の端です。
右端をタップすれば音量が大きくなります。
あとは勢いも大事です。
ゆっくり叩くと音が出なくなるので注意です。
タッピングがする場合は右手も爪を短くしましょう。
なぜなら叩く時に爪が長いとしっかりと叩けないからです。
タッピングで有名な日本人ギタリスト
タッピングで有名な日本人ギタリストは以下です。(敬称略)
- 高崎晃(LOUDNESS)
- 西山毅(元HOUND DOG)
- hide(X JAPAN)
挙げればキリがないので3人に絞りました。
タッピングの名手:高崎晃
高崎晃さん(愛称:タッカン)は日本のヘヴィメタルバンドLOUDNESSのギタリストです。
通常のタッピングも使いますが、ボスハンドタッピング(両手タッピング)も使います。
- CRAZY DOCTOR
- In the Miror
- Let It Go
- S・D・I
- Soldier of fortune
あんなに荒々しくタッピングをしてるのにノイズが出ないのは何故なのでしょうか(笑)
【FAQ】タッピングの疑問点を回答
タッピングは何指でするの?
タッピングは中指を使ってやるのがおすすめです。
エディー本人は人差し指を使うのですが、人差し指でタッピングする場合はピックを手のひらに持ち替えてからでないと出来ません。
なのでピックの持ち替えをしないで済む、中指タッピングをおすすめします!
タッピングは中指でできる?
タッピングは中指でできます。
最初は中指で叩くなんて痛くて出来ないですが、練習するうちに指先が固くなり叩いても痛まなくなります。
皆さんも左手が痛くてコードが弾けなかった時期があると思います。
けどいつのまにか指先が硬くなって、痛くなくなりましたよね。
右手の中指も練習すると指先にタコができ硬くなるので、しっかりとした音が出るようになります。