府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
第10回はギターを弾くうえで基本中の基本であるピックの持ち方について書いてみます。
利き手でピックを持つ理由
利き手でピックを持つ理由はピッキングの方が繊細な動きが要求されるからではないかと考えています。
つまり私は右手の方が左手よりも上達するのが難しいと思っています。
この考えは時期によって多少変わる事もあるのですが、原則的に右手の方がうまくなりづらく上達するのに苦労すると考えています。
利き手である右手(左利きの人は左手)でピッキングをするようになったのも、ピッキングの方が繊細なコントロールが求められるからなのかなと思います。
左手は練習すれば程度の差はあれど誰もがわかりやすく上達していきます。
当然右手も練習すればうまくなるのは左手と変わらないですが、その上達のスピードに左手と明らかな差があります。
ギターを始めて数年の歴が浅い方だと、もしかしたら
「右手なんてアップダウンを繰り返すだけなんだから難しくないよ」
と、思われるかもしれません。
私もそうでした。
ただ、ある程度うまくなり基本的なテクニックが弾けるようになると、右手が得意と感じている人と苦手と感じている人が出てきます。
得意と感じている人は基本的にピックの持ち方について考えたり、悩んだりはしません。
フレーズがうまく弾けなければ、左手に原因があると信じて疑いません。
はい・・・私がそうでした。
左手の練習をメインにひたすら練習を続けていくうちに、右手も左手につられて少しはうまくなっているように感じられました。
しかしあるレベルになった時から完全に壁にぶつかりました。
これ以上速く弾けないと・・・。
ピックを深く持つ
これ以上うまくなれない原因を探るため、うまいギタリストを徹底的に分析しました。
そこで、おや?っと思ったのは、アンディ・ティモンズのピッキングの仕方でした。
彼はすごく綺麗で正確なピッキングをするギタリストです。
手首のスナップをしっかり使っているのが映像を見ているとわかります。
おそらくここまでは誰もがアンディ・ティモンズの映像を見れば気づくと思うのですが、もう少し注意深く見てみるとピックの持ち方がかなり深いのです!
右手に問題はないと思っていた私なのですが、どうやってもこれ以上うまくならないのでわらにもすがる思いで右手のピックの持ち方の改善を始めました。
ピックを深く持つというのはわかりづらいと思うので、写真つきでピックの持ち方を解説していきます。
ピックを深く持つとは親指の指紋の渦の中心あたりで持つこと
ピックを深く持つとはどういう事かと言いますと、親指の先で持つのではなく指紋の渦の中心あたりで持つという事です。
わかりづらいと思うので、いくつか写真をアップします。(指先が荒れておりますが・・・)
ピックと親指が触れている面積が大きいのがわかると思います。
実はピックと親指が触れている面積が大きいと安定したピッキングにつながります。
※当時右手親指が荒れてました。アコギも弾くので爪が長く余計に汚くなってます。すいません。
親指の先ではなく中心部で持っています。
おすすめしないピックの持ち方
ここからは、私がおすすめしないピックの持ち方になります。
上記2枚の写真は親指の先でピックを持ってます。
この持ち方だと手首のスナップを利かせたピッキングがやりづらいです。
あとピックを持つ指先でこねくり回してしまう不安定なピッキングに陥りやすいので注意しましょう。
ピックの持ち方は演奏にかなり影響を与えます。
音の良しあしは右手次第と言っても過言ではないと思います。
正確に速く弾くフレーズなんかは数ミリ単位で微調整しながら最適な持ち方を探ってみてください。
ハヤタギタースクールでは無料体験レッスンを受け付けています。
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