府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
ギターを弾き始める前にチューニングをすると思いますが、この当たり前にやるチューニング(音合わせ)すら耳のトレーニングにしてしまいましょう。
第17回は耳チューニングのやり方です。
まず開放弦の音を覚えましょう。
ちなみにアコギもエレキもチューニングのやり方は同じです。
- 6弦E ミ
- 5弦A ラ
- 4弦D レ
- 3弦G ソ
- 2弦B シ
- 1弦E ミ
となっています。
6弦からミラレソシミ⇒「見られそ、シミ」みたいな語呂で覚えると忘れないです(笑)
チューナーなしのギターチューニングのやり方
ギターでチューナーなしでチューニングと言っても初心者の場合、基準音の5弦Aの音だけはチューナーで合わせてください。
本当は音叉があれば5弦Aも自分の耳でやってほしいですが、耳チューニングに慣れてからの方がいいでしょう。
チューニングメーターや音叉がない場合は、自分の感覚でAの音を合わせてから行います。
(知人宅などギターを借りて弾く場合、チューナーも音叉もない事があります…。)
では、チューナーなしチューニングのやり方の説明に入ります。
まずあらかじめ正確に合わせてある5弦開放のAと、6弦5f(f=フレット)を押さえた音が同じ音になるように6弦のペグを回します。
(※5弦のペグは回しちゃだめですよ。)
5弦開放と6弦5fはどちらもAの音なのです。
2つの音がずれているとうねりがあります。
言葉で表現するならば大きくずれているとうねりが細かくて、少しずれているとうねりが大きいです。
最初はうねりとか言われてもピンとこないと思うので、チューナーで正確にチューニングされたギターで、6弦5fと5弦の開放を1本ずつ重ねて鳴らしてください。
同じ音が鳴っているのでうねりがない綺麗な状態です。
ここからわざと6弦のペグだけ低い方に回してみてください。
6弦5fと5弦開放を鳴らしながらです。
だんだん、
「フォワーンフォワーン」
ってな感じのうねりがはっきりしてくると思います。
これが2つの音がずれてる時に生じるうねりです。
6弦5fと5弦開放の音を合わせられれば、あとは同じ要領で1弦まで耳チューニング出来ます。
どことどこの音を合わせるのか書いていきます。
- 6弦5f=5弦開放
- 5弦5f=4弦開放
- 4弦5f=3弦開放
- 3弦4f=2弦開放
- 2弦5f=1弦開放
5弦5fと4弦の開放を先ほどと同じ感じで合わせます。
今度は4弦5fと3弦開放を合わせます。
次は3弦4fと2弦の開放を合わせます。
(※ここだけ4fになるので注意)
最後に2弦5fと1弦開放を合わせて終了です。
耳で正確にチューニング出来たか確認してみよう
耳でチューニング出来たら答え合わせです。
まず適当なコードを鳴らしてみましょう。
綺麗なコードになっていますか?
最初は各弦が微妙に高くずれたり、低くずれたりしているのでコードを鳴らすとがっかりされるかもしれません・・・(-_-;)
誰もが最初からはうまくチューニング出来ませんのでどうか落胆しないでください。
そして大事なのはここからです!
どの弦がどの位ずれているかチューナーで確認してください。
この作業により自分のクセを知ることが出来るので、次回以降の耳チューニングでの改善点が見えてきます。
あとはこれの繰り返しで1か月もすれば、かなり正確な音が聞き分けられるギタリストになっているでしょう。
耳チューニングのメリット
友達の家や居酒屋に置いてあるギターを、ちゃんとしたチューニングで弾けるようになります。
チューナーなしでギターをチューニングしてるあなたは回り人達から尊敬の眼差しを受けるでしょう(笑)
あと大事なメリットとしてチョーキングの音程に敏感になります。
音程が悪いと気持ち悪いと感じるようになれば、かなり耳が鍛えられています。
ギター中級者になれば耳コピしたくなると思いますが、チューナーなしチューニングができる人は耳コピにも役立ちます。
まとめ
ギターの音合わせ(チューニング)の方法を書きました。
チューニングメーターや無料のチューナーアプリでチューニングするのも全然OKですが、せっかくならチューニング自体をイヤートレーニングに変えてしまいましょう♪
普段から耳を鍛えておくと超キングのピッチや耳コピがしやすくなるのでおすすめです。
府中のギター教室を選ぶならハヤタギタースクール