暑さがだいぶ落ち着いてきて、秋らしい過ごしやすい気候が続いていますね。
こんな時は仲間と飲みながら、ギターについて誰かといろいろ語り合いたくなります(笑)
さて、第20回のテーマは、
『ギターの速弾きを考察する』
です。
私が生徒に対して指導していることや効率的にギターを速く弾く方法などを書いていきます。
ギターの速弾きは手が大きいほうが有利?
この質問は本当によくされます。
まず最初にお伝えしておきますが、手が小さくても全然速く弾けるので安心してください。(^-^)
日本人の背の低いギタリスト(失礼!)は、手が小さめだと思われます。
- ラウドネスの高崎晃さん
- B’zの松本孝弘さん
などなど。
彼らのプレイを見れば手のサイズなんて関係ないと思えるでしょう。
まー極端なストレッチフレーズなどは手が大きい人の方が有利なのかもしれませんが、逆にハイフレットでの細かい速弾きは、手が小さい人の方が有利だと思われます。
それぞれメリットとデメリットがありますので、手が小さいなら小さいと嘆くのではなく、その長所を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
指が開かない・・・
指が開くことは速く弾くうえで大事なポイントです。
ただ、指の開きというのは練習によって時間をかけて広がるようになるので、今指が開かないからといって悲観的になる必要はありません。
ギターを弾いている時はもちろん、弾いていない時も指を広げるトレーニングは出来ますので、ギターがない時のトレーニング方法を簡単に説明します。
左手の中指と薬指の間に右手のこぶしを入れて無理やり広げます。以上(笑)
下に写真を掲載しておきます。
休み時間や通勤、通学時間を利用してこつこつとやりましょう。
速弾きしたいなら運指の無駄をなくす
当コラムで何度も言っていることですが、運指に無駄があると速弾きはしづらいです。
何かフレーズの練習をする時は速くしていく練習だけではなく、すごくゆっくりと弾き、指のばたつきを最小限にして練習する時間も作りましょう。
ばたつきをなくすと、薬指と小指の運指もスムーズになりますので、ばたつきを抑える練習を是非試してみてください。
なお、ばたつきを抑える練習は、指を浮かさないように強く意識するので、力が入るとおもいますが、私は多少力が入るのは仕方ないことだと考えます。
なので、この練習をしている時は力の入り具合については神経質になる必要はありません。
ただし、実際に速いスピードで弾く時は無駄な力を入れないようにしてください。
無駄な力が入るとスピードが上がりませんので。
ギター速弾き考察のまとめ
手のサイズは一長一短があるので長所を伸ばしてみよう。
各指の間を広げて、運指をばたつかせないようにゆっくり練習をする。
この基本練習を正しく毎日やれば速弾きは誰にでも出来るようになります。
けど、実際には速弾き出来る人は少ないですね・・・。
この事実は、いかに正しく効率の良い練習法が出来ていない人が多い、という事を物語っています。
効率の良い練習が出来ている人は、365日毎日着実にうまくなっているのに対して、練習法に無頓着な人は、あるレベルに達すると伸びなくなり、スランプに陥ります。
もって生まれた能力の差なんて効率的な練習法が身に付けば、本当に小さなものです。
決してきれいごとを言っているのではなく、私自身とうちの生徒がその事を証明してくれています。