府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
エレキギターを弾く人にとって、速弾きが出来るようになりたい人は多いと思います。
第34回はギターで速弾きをマスターするやり方や意識を書いてます。
生徒を中心にたくさんの方から質問を頂く内容なので、改めて詳しく解説してます。
実践すれば必ず効果が出る内容になっておりますので、ぜひ試してみてください。
速弾きの練習法とコツ
私は速弾きはある種、スポーツに近いものだと思います。
音楽なので最終的にはスポーツ的な考えは捨ててもらいたいのですが、速弾きを習得する段階ではスポーツと捉えられた方が効率的です。
スポーツをするのにいきなり全力で走り出す人がいないように、ギターの速弾きも最初から全力で速く弾かない方がいいと思います。
最初から全力で速く弾くとケガしやすくなる事と、調子があがりづらくなる事があげられます。
では、ギターを速く弾くには、具体的にどんな練習をすればいいかを書いていきます。
指を大きく動かす
速弾きがまだあまり速く弾けない人に見受けられる症状として、指の関節の可動域が狭い事があげられます。
ギタリストにとって指の可動域が狭いとは、言い方を変えれば自由に動けない。
指が独立していない状態です。
この状態で速弾きの練習をしても効率的ではないです。
指の可動域を広げるには、
- クロマチックの運指練習
- スケール練習
をゆっくりなスピードで、出来る限り大きな動作で行ってください。
特に動かしづらいと感じる運指やフレーズは、この練習を丹念に繰り返してください。
なお、指の動きを大きくするのはあくまで可動域を広くするためです。
実際に速く弾く時は、無駄な動きを省いたコンパクトなフィンガリングにしましょう。
ピッキングは手首をしっかり使って大きく
ピッキングもフィンガリングと同じく、ゆっくりとしたスピードで大きく振る練習を、長時間行ってみてください。
ずっと大振りでピッキングしていると疲れてきます。
そうしたら1分くらい休憩。
そして再度大きく手首の振りを意識しながら疲れるまでやります。
右手のスピードピッキングはこの反復練習がおすすめです。
大きく振るのに慣れたら、徐々にスピードを上げてください。
こうして何回も繰り返すと、ものすごくピッキングが軽く感じる瞬間が訪れます。
そうなると自分の手ではない位、速くピッキング出来るようになります。
効果絶大ですのでお試しください。
速弾き筋はアコギで鍛える
もしアコギ、フォークギターを持っているなら、エレキで弾くような速弾きフレーズをアコギで弾く事をおすすめします。
アコギで長時間練習したあとに、エレキを弾いた時の軽さは水を得た魚のような感じです(^-^)
どこまでも速く弾けるような感覚になります。
フィンガリングもピッキングも、弦のタッチの軽さがキーワードになります。
トリルで耐久トレーニング
ハンマリングやプリングなどの基本テクニックができる人はトリルで耐久トレーニングもオススメです。
ひたすらトリルを続ける体育会系の練習方法です。
トリルをする指の組み合わせは以下の通りです。
- 人差し指と中指
- 人差し指と薬指
- 人差し指と小指
ポジションはどこでもOKです。
まとめ
速弾きをしている時の感覚を言葉にすると、タッチが軽いだと思います。
この軽い感覚を身につける事ができれば速弾きは出来ます。
そしてこの軽さを感じてもらうには、上記で説明してきた練習法が適しています。
究極的には、アコギでフィンガリングの動作を大きくする練習と、ピッキングの振りを大きくする練習をすると良いと思います。
私もかなりたくさんの時間をアコギで練習してました。
そのおかげで速く弾く事が得意になりました。
このレッスンコラムで私が持っているノウハウは、出し惜しみなく公開していきます。
コラムを読んで信用できそうだと感じたなら、あとは実行に移してください。
速弾きはマスターするのに時間がかかります。
なるべく早く練習法を確立して、長時間取り組むことが必要になります。
ぜひマスターしてください。