音楽理論

ドレミファソラシドの音階を数字で置き換えてみよう

ドレミを数字で表記

よく音楽系のブログや本を読んでいると、1stとか5度などの数字を見かけます。

理論アレルギーの人は数字が出てきただけで嫌になってしまうと思います。

そんな方のために今回は音階の数字の付け方や意味を書いてみます。

ハーモニカや大正琴、二胡で使われる数字譜の解説記事ではありませんのでご注意ください。



音を数字で置き換える

ではさっそくドレミファソラシド(Cメジャースケール)を数字で表記してみましょう。

音名英語表記日本語表記
1st1度
2nd2度
△3rd3度
ファ4th4度
5th5度
6th6度
△7th7度
1st1度

※英語表記のstやthは省略して書かれる事もあります。例:1、△3

※日本語表記の度は省略して書かれる事もあります。例:1、3

ただ順番に数字をつけていっただけなのです。実は簡単なんです♪

英語の読み方は、

  • 1st→ファースト
  • 2nd→セカンド
  • △3rd→メジャーサード
  • 4th→フォース
  • 5th→フィフス
  • 6th→シックス
  • △7th→メジャーセブンス

と読みます。

※メジャーを△と表記してあることが多いですが、Mのように大文字で表記している場合もあります。

注意が必要な点として△3rdと△7thです。

3番目と7番目はメジャーとマイナーの2種類あります。

  • △3rdとm3rd
  • △7thとm7th

ドレミファソラシドはCメジャースケールというスケールなので、3番目と7番目の音はどちらもメジャーになります。


音名を数字で考えるメリット

音名を数字で置き換えるメリットは他のキーになった時でも困りません。

具体例を示します。

先程はCメジャースケールでしたが、今度はDメジャースケールで考えてみます。

Dメジャースケールの構成音は

  • ファ#
  • ド#

と、なります。
#がつくようになり、少し複雑になってきました。

では、今度はDメジャースケールを数字で置き換えてみましょう。

音名日本語表記
1度
2度
ファ#3度
4度
5度
6度
ド#7度
1度

なんと!

Dメジャースケールを数字で置き換えるとCメジャースケールの時と全く同じ表記になります。

これこそが数字に置き換える最も大きなメリットです。

音を数字で考えられるようになると、どんなキーであろうと関係なくなり全てを同じ次元で考えられるようになります。

音楽理論の勉強もスムーズに進みます。

よくある質問

m3rd(マイナーサード)は度数表記だと何て書くの?

m3rdは♭3度と書きます。△3rdは3度です。

長3度とか短3度と同じ意味の度数は?

長3度⇒3度・△3

短3度⇒♭3度・m3rd

となります。

「短3度」と書いたり、「♭3度」と書いたり、「m3rd」と書いたりしますがどれも同じ音を指しています。

ちなみにメジャーは日本では△が一般的ですが、海外ではMで表記される事が多いです。

M3とm3だと大文字のMか、小文字のmの違いしかないのでちょっと見づらいですよね。

ドレミファソラシドを数字に置き換えるまとめ

音楽理論アレルギーの人をたくさん見てきましたが、丁寧に教えてあげるとその便利さにみなさん感心していました。

特にこれから作曲やアドリブをできるようになりたい人は、時間をかけていいので数字の置き換えを習得してみてください。

コードの勉強にも役立ちますし、この先のややこしい理論の理解が楽になりますので(^-^)