府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
第40回は、ブリッジミュートのやり方です。
ブリッジミュートのようなテクニックこそ曲を弾く上ではすごく重要になりますので、丁寧に解説していきます。
ブリッジミュートとは
ブリッジミュートとはギターのブリッジ部分に右手を置いて、音をこもらせるようにして弾く奏法のことです。
右手で軽く触れることにより弦振動を抑えることができ、低音を強調したサウンドが出せます。
動画を用意しましたのでご覧ください。
ロックな曲等で聞こえてくる気持ちいいサウンドです。
ブリッジミュートをかけることにより、メリハリがついて曲に躍動感やグルーヴを与えることができます。
速い曲では瞬時にブリッジミュートしなければならないので慣れが必要です。
ブリッジミュートのやりかた
ブリッジミュートのやり方は右手を置く位置さえ間違えなければ簡単です。
先ほど右手をブリッジ部分に置いてこもらせると言いましたが、右手をどの位ブリッジに触れてあげるかは悩むと思います。
右手をどの位ブリッジに触れてあげるかに明確な答えはないのですが、ブリッジに軽く触れてあげる程度で大丈夫です。
サウンド的にはしっかり音程がわかる程度です。
これを音程がわかりづらいほどこもってしまっている場合、右手を強く押し付け過ぎです。
あとは右手を触れる位置がヘッド側過ぎても、ブリッジミュートが深くかかり過ぎてしまいますので注意してください。
↑ブリッジミュートをする時の右手の触れる位置です。
うまくブリッジミュートが出来ない人は右手を浮かして弾いてみよう
なかなか綺麗にブリッジミュートができない人で、右手の小指とかをボディ(ギター本体のこと)に置いて弾いている人。
小指などをギターに置かず、浮かしてブリッジミュートをかけてみてください。
うちの生徒さんで右手をボディから浮かして弾くようにフォームを改善したら、うまく綺麗にブリッジミュートをかけられるようになった人がいましたのでお試しください。
ピックの持ち方が原因
あと、ピックの持ち方が正しくないと瞬時に右手をブリッジに置けなくなります。
うまく出来ない人はピックの持ち方を見直してみてください。
ギターはあくまでバッキング中心
実際の曲中にギターソロが出てくるのはほんの一瞬で、それ以外はバッキングをしています。
そのバッキングの要となるのがブリッジミュートですので、このテクニックがうまいとギタリストとしての評価もグンとあがります。
いくら速弾きが出来てもブリッジミュートが下手ですと、上手くないと思われてしまいます。
私自身ブリッジミュートについていろいろ考えるようになったのは、録音するようになってからでした。
「CDから聞こえてくるプロのブリッジミュートと違うな・・・」
と感じてからブリッジミュートを試行錯誤するようになりました。
実音の部分とブリッジミュートの部分のメリハリがはっきりしているほど、かっこよくなります。
ブリッジミュートまとめ
見た目が派手なタッピングやスウィープピッキングなどは誰もが憧れるテクニックだと思いますが、実際の曲には少ししか出てきません。
ギターソロがない曲なんかもざらにありますしね・・・(^-^;
ですが、バンドの曲でギターのバッキングがない曲はあまりありません。
つまりブリッジミュートなどのバッキングをうまくなった方が、ギタリストとしては評価が上がります。
ブリッジミュートの練習は毎日行う練習ではないかもしれません。
練習していて面白くもないと思います。
ですが重要なテクニックですので、必ず習得してください。
好きな曲をコピーするのが一番良い練習法だと思います。