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府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
第47回はMR.BIGのDaddy, Brother, Lover, Little Boy(The Electric Drill Song)
(ダディブラザーラバーリトルボーイ)
のギターソロを、tab譜付きで解説していきます。
速弾きギタリストの間ではすごく人気の高い曲で、ダディブラザーを弾けるようになるのが目標という方もいると思います。
難易度も高いし、スケールの横移動の仕方など学ぶ事が多い曲なので、動画付きレッスンコラムで取り上げてみました。
この曲を解説している人は、たくさんいると思いますが、当サイトほど正確な楽譜(スコア)を載せているところはないと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
Daddy, Brother, Lover, Little Boyのギターソロを攻略しよう
ダディブラザーラバーリトルボーイのギターソロは、速弾きの見本のような素晴らしいギターソロです。
ぜひマスターしていきましょう。
ダディブラザーラバーリトルボーイのギターソロの動きを動画で確認
まずはどんな感じのギターソロなのかを動画で確認してみてください。
今回は解説動画という性質上ごまかしたくなかったので、あえて原曲を流さず撮っています。
原曲を流しながら弾けばわからなかったであろうミスとかもありますが、まーこれが私の本当の実力ということです(^-^;
それではダディブラザーラバーリトルボーイのギターソロの解説に入っていきます。
ダディブラザーラバーリトルボーイのギターソロ弾き始めの部分
まずタブ譜(tab)をご覧ください。
3連符の部分はレガートで(ハンマリング、プリング)を使って弾いた方が、原曲に近い感じになります。
ここは特に解説はないのですが、速いのでリズムに注意してください。
ここから16分音符でEマイナースケールを下降・上昇するフレーズに入ります。
技術的にはストレッチフレーズが難しいポイントになると思います。
市販のスコアやネット上のスコアでは、ストレッチではなくアルペジオ風に書かれているスコアが多いですが、ポールギルバートの教則ビデオを見ると、ストレッチして弾いているのが確認出来ます。
まず1拍目の1弦22f(f=フレット)19f、17fの部分が、軽くストレッチになっているのですが、力まないでください。
その後は2弦~4弦をオルタネイトピッキングで下降していきます。
ピッキングが高速なのでフィンガリングと合わすのが難しいと思います。
ゆっくりとしたスピードでオルタネイトピッキングする練習を反復してください。
2小節目で3弦上を横に動くフレーズが出てきます。
とても勉強になる動きです。
参考にして自分のフレーズ作りに役立ててみてください。
3小節目の1拍目~2拍目にかけて1弦19f、15f、12fという、スーパーストレッチフレーズが出てきます。
ここのポイントはクラシックフォームで弾くことです。
瞬時にクラシックフォームに切り替えてください。
(元々クラシックの人は切り替えなくてすむので多少楽ですね。)
機械的に規則的なフレーズを2小節に渡って弾いています。
1小節目が弾ければ2小節目も弾けるようになっているので、まずは1小節目を繰り返し弾いて覚えてください。
こつはジョイントの部分をいかにスムーズに押さえるかだと思います。
あとピッキングのパターンですが、まずはスコアに指定してある通りに弾いてみてください。
おそらく多くの人にとってこのピッキングパターンが楽に弾けるパターンだと思います。
下の弦をアップで弾き、上の弦をダウンで弾くこのピッキングパターンをアウトサイドピッキングと言います。
楽譜作成ソフトの仕様でわかりづらい部分がありますので、その部分だけ文章で解説します。
1小節目2拍目の1弦19fの部分。
ここのピッキングはアップです。
あとはタブ譜をしっかり丁寧に読んで練習してみてください。
このフレーズは運指練習として毎日弾いてみるのも、かなり面白いなと感じたフレーズです。
テクニック的には特に難しい部分はないので、速く弾けるようにひたすら繰り返して練習してください。
ドリルの部分
最後の部分はトレモロピッキングで代用して弾いてます。
フレーズは3弦上を上昇、下降しています。
シンプルなのでスコアは載せていません。
動画を参考にコピーしてみてください。
ダディブラザーギターソロのまとめ
いかがでしたでしょうか?
早速コピーしてみたでしょうか?
Daddy, Brother, Lover, Little Boyは、基本的なテクニックだけで弾けるので練習曲としておすすめです。
スケールの知識がある人はEマイナースケール上を、どんな風に動いているのかを研究してみてください。
かなりスケールの使い方の勉強になると思います。
ただ初心者の方には動きが多すぎて大変かもしれません。
だからといって挑戦しなければいつまで経っても弾けないので、私のおすすめはスピードを4分の1とかまで落として練習する方法です。
メトロノームが使える人は4分に1と言わず、5分の1位まで落として練習してみてください。
必ずいつか弾けるようになる日がくる事を信じて。