府中のギター教室ハヤタギタースクールです。
第41回はラン奏法です。
ロック・ブルース系ギターでよく使われるチョーキングを使用したパターンを勉強していこきましょう。
ラン奏法とは
ラン奏法とは同じフレーズを繰り返して弾いて聞いてる人の印象に残りやすい奏法です。
ブルースでよく使われていたので、ロックでも頻繁に使用されます。
特に60年代、70年代に活躍していたギタリストの多くはラン奏法を使ってました。
慣れると簡単に速弾きが出来るから楽なんですよ(笑)
- エリッククラプトン
- キッスのエースフレーリー
- エアロスミスのジョーペリー
などみんな使っています。
さて、ラン奏法の譜面を用意しましたのでゆっくり弾いてみてください。
解説の前に動画もご覧ください。
Eのマイナーペンタトニックスケールを使った王道のフレーズとなっています。
ピッキングは↓↓↑↓↑
となってます。
終盤は譜面と違うフレーズも弾いています。
コピー出来そうな人はコピーしてください。
ラン奏法の解説
フレーズ自体はシンプルなのですが2弦12f(フレット)と、
1弦12fを連続して人差し指で弾いたり(ジョイント)、
チョーキングもあるので最初から速く弾くのは難しいと思います。
チョーキングは音程を意識
まず出だしのチョーキングですが、1音チョーキングなので2f先の音までしっかり音程が上がっているか確認してください。
ロックやブルースの場合、このパターンのフレーズを弾く時、半音チョーキングの時もあります。
なので半音チョーキングバージョンも練習しておくとよりベターです。
ジョイントは先端と腹を使い分ける
マイナーペンタ系フレーズはジョイントが多くなります。
ジョイントのポイントは指の先端と腹を使い分けることです。
2弦12fを人差し指の先端で押さえ、
ピッキングしたら、
1弦12fを人差し指の腹で押さえます。
その時に重要なのは2弦12fを押さえた時に、1弦12fは押さえてはいないということです。
1弦12fを押さえているように見えますが、実際には触れているだけです。
同じように1弦12fを腹で押さえる時は、2弦12fは先端で触れている状態になります。
最初のうちは音の分離を意識して丁寧な練習をおすすめします。
ゆっくり丁寧に弾けないフレーズは、速く弾いても出来ません。
ですが、速く弾いて出来てるつもりの人が見受けられるので注意してください。
チョーキングヴィブラートに挑戦してみよう
最後の2弦15fは1音チョーキングしたあとに、ヴィブラートをかけてます。
チョーキングヴィブラートはまた個別に記事を書く予定ですが、簡単に説明しておきます。
1音チョーキングしたあと、細かく手全体を揺らすのですが、チョーキングした音程より上ずらない方がいいです。
ヴィブラートした音がチョーキングした音より高くなると、あまり気持ちよくないです。
まーなんというか・・・音痴みたく聞こえてしまいます(-_-;)
マイナーペンタトニックスケールでのラン奏法まとめ
ラン奏法は速く弾いてこそかっこよくなるので最初から速く弾こうとしますが、ゆっくり丁寧に弾けなければ速く弾いても荒い演奏になります。
チョーキングの音程やジョイントの分離を解説しましたが、余裕のある人はノイズの対処にも注意して練習してください。
ノイズの対処はチョーキング系フレーズだけではなく、レガート系フレーズでも大事になってきます。
ランはアドリブを弾く際に威力を発揮しますのでぜひマスターしてみてください。